【徹底解説】カナダの介護士雇用形態：フルタイムからカジュアルまで

こんにちは、カナダの高齢者ケアホームで介護士(Resident Assistant)として働いているTofu【@eigodekaigo】です。

カナダにおける介護士の雇用形態は、日本と異なることも多いかと思います。本ブログでは、カナダの介護士として働く際の様々な雇用形態について深掘りし、フルタイム、パートタイム、カジュアル、各雇用形態がどのような特徴があるのかを探求していきます。

日本の介護業界に慣れ親しんでいる方にとっては、カナダのシステムが驚きのものに感じられるかもしれませんが、これからカナダで介護士を目指す人や転職したい人が、カナダでの介護士の働き方をイメージしやすくなればと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

A子さん

日本みたいにパートタイムでも働けるのかしら？

Tofu

カナダの介護職も、色々な雇用形態があります。特にカナダならではのポジションもあります。私は介護士の学校に入るまで、この雇用形態に全く無知でした。コースが修了したら、最初からガンガンフルタイムで働けると思っていたので、ショックでもありました。

介護士のジョブタイプ（雇用形態）

皆さんが介護士の仕事探しを始める時に、ジョブタイプ(雇用形態)の "Casual” という言葉に目を止めることが多くなる思います。いったいなんでしょう？

カナダの介護業界では主に３つ、フルタイム、パートタイム、カジュアルと雇用形態が分かれているところがほとんどです。

現在カナダ全体ではコロナ禍の影響もあり医療従事者不足で、新しいナースや介護士を増やす動きがあり、以前より仕事は見つけやすいと思います。実際に私も、カナダの求人サイト Indeed に登録していますが、常にジョブポスティングの求人案内のメールが届いています。それゆえに、フルタイムではすぐに働けず、パートタイムやカジュアルから仕事を始めていた人が多かった以前と比べて、始めからフルタイムで働ける人も多くなっているようです。もちろん、その施設や、タイミングにもよりますが・・・・。

カジュアル（Casual）ポジションとは？

カジュアルとは、雇用先の需要に応じて働く形態です。固定のスケージュールシフトはありません。誰かのオンコール（病欠）や休暇をカバーするポジションです。フルタイムスタッフのような、福利厚生、休暇、健康保険などの条件も含まれてなかったり、異なってきます。１番の知っておいて欲しいことは、カジュアルは安定した仕事の保証がありません！

Tofu

若い方に分かりやすく説明するならば、アイドルグループの選抜メンバーから当日欠員が出た時、アンダーメンバーが、その欠員メンバーの子のポジションをカバーし、その子の歌割りまでも責任もってパフォーマンスするって感じです(^ ^;

カジュアルポジションで経験と実働時間を積んでいくことで、別で投稿した記事の Seniority が上がり、 フルタイムポジションが空いた時に、希望すれば申し込んで、晴れてレギュラーポジションのフルタイムに昇格となる運びとなるパターンが多いです。

Tofu

私の働いている施設はスタッフの離職率が低かったので、なかなかポジションが空かず、カジュアルで実質４年以上も働き大変でした。時間数を稼ぐために、寝る時も枕のそばに携帯を置いて、仕事依頼の連絡を逃すまいと必死な時期もありました。シフト直前、朝６時以降に７時からの病欠スタッフの代わりにシフトに入ってと連絡があり、急いでユニフォームだけ着替えて職場に飛んで行ったことも.... 体力とフットワークの軽さ、臨機応変が求められます。

まとめ

介護の雇用形態にも、フルタイム、パートタイム、カジュアルと色々あります。自分のライフスタイル、収入希望額も考慮して、応募する前に求人情報の詳細をしっかり読み、それぞれの募集している雇用形態を確認しておくことをお勧めします。