こんにちは、カナダの高齢者ケアホームで介護士(Resident Assistant)として働いているTofu【@eigodekaigo】です。
日本の介護施設では、どのような服装で働いていますか？施設・事業所から統一されたユニフォームを支給されるところが多いのでしょうか？
筆者がこれまで働いたカナダの介護施設のほとんどが、服装は自由で、スタッフが自前でユニフォームは購入して用意していました。
現在の職場でも特に服装の決まりはもうけられていなくて、同僚によってはTシャツにジーンズの人もいます。自分は動きやすいのとポケットがたくさん欲しい理由で、スクラブばかり着ています。
この記事では、これからカナダで介護士になる人に向けて、服装選びのポイントを紹介したいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
余談ですが....
日本では介護士に限らず、ほとんどの人が出勤してから更衣室でユニフォームを着替えると思うのですが、カナダではユニフォーム（スクラブ）を着たまま通勤する人が多いです。その光景が、とても最初は衝撃的でした。
介護士の服装選びで気をつける３つのポイント
【ポイント１】 清潔に保てるもの
汚物なども扱うので、常に清潔を保てるものが望ましいと思います。お洗濯がしやすく、型崩れせず、じょうぶな生地。お風呂介助などで濡れることもあるので、すぐに乾く素材を選ぶのもポイントです。介護士は１日中バタバタ動き回って汗もかきやすいので、通気性と汗の吸収力もあったほうがいいですね！筆者は毎年少しずつ買い足していって、ユニフォームの数は２０枚以上あります。働きながら自分が好きな素材やユニフォームブランドが必ず出てくるので、最初はお洗濯で間に合う数枚をそろえておけばいいと思います。
【ポイント２】機能的なもの
トップ・ボトムとも、私はポケットが多いものを選ぶようにしています。特に筆者は、たくさんスペアのゴム手袋をいれるので、ボトムの右太もも辺りにあるポケットが重宝しています。
膝を曲げたり、しゃがんだり、かがんだりが頻繁にある仕事なので、動きやすいストレッチ素材や柔らかい素材が楽です。
筆者のポケットの中身は？
- 携帯（仕事と自分の携帯）
- ペン
- 蛍光ペン
- ゴム手袋
- 鍵のセット（入居者の部屋、お風呂、倉庫などの）
- ハンドクリーム（冬場は欠かせません）
※最近のスマフォはサイズが大きくなっているので、しっかりポケットのサイズも測って買うようにしています。
【ポイント３】入居者を傷付けない安全なもの
車椅子への移動介助、エスコートなど、入居者と身体が接近することが多いので、引っかけて入居者を傷付けないようにボタンやファスナーなどアクセサリーがないものを選ぶようにしています。安全でない服を避けることは、介護をする上で、とても重要なポイントになります。
ユニフォームの色や柄
同僚みんなそれぞれ好きな色、柄、デザインを着ています。無地で上下統一したり、トップは柄、ボトムが無地で変化をつけてみたり・・・・
カナダはスクラブユニフォームが充実しているので、春夏秋冬、季節行事に応じて、バレンタインデー、ハローウィン、クリスマスなどなど、様々なデザインのものもあります。
ずっと館内にいる入居者のために、筆者も春にはピンク、秋にはオレンジ、落ち葉のデザインのものなど、少しでも季節をユニフォームからも感じてもらうように工夫をしています。
入居者もよく気が付いてくれて色やデザインを褒めてくれるので、こちらまで嬉しくなります。その日の気分でユニフォームを選んで、インナーで差し色を加えたり、同僚みんなの個性がでるので、なかなか楽しいです。
シューズについて
シューズも自前です。もちろん履きやすく、軽くて動きやすいもの、そして疲れにくいものが１番です。シャワーなどで濡れないように、防水加工のあるものが望ましいと思います。
その他として
スクラブは胸が開くものも多いので、女性スタッフは介助などでかがんだ時に胸元が見えても安心なように、ブラ付キャミソールなども重宝します。冬場はTシャツをインナーで着ていますが、袖をまくる手間をはぶくために、７分袖を着ることが多いです。とにかく手を洗うことが、シフト中何回もあるので、なるべく腕周りは何もカバーされない方が楽です。
まとめ
服装（ユニフォーム）選びは、清潔感、機能性、安全性、特にこの３つのポイントが、重要になると思います。清潔で動きやすいユニフォームで、しっかり身だしなみを整えられれば、入居者はもちろん、入居者の家族にも良い印象を与えられ、信頼も得やすいです。
職場のルールに従って、介護士としてプロフェッショナルな服装で、快適に働けますように....
