はじめまして、カナダの高齢者ケアホームで介護士(Resident Assistant)として働いているTofu【@eigodekaigo】です。X(旧Twitter)とInstagramでは、日々の気づきやカナダの暮らしとヘルスケアに役立つ情報を毎日発信しています。もしよろしければ、ぜひフォローして、保存していただけると嬉しいです!(プロフィールリンク参照)

そんなふうに、将来の自分を思い描きながらも、一歩を踏み出せずにいるママたちへ。
実は私も、カナダで子育てと両立しながら介護士の資格を取得し、今では10年以上この仕事に携わっています。振り返れば、不安も葛藤もありましたが、「家族のため、そして自分のために働きたい」という気持ちが支えになりました。
このブログでは、子育て中でも介護士として転職できる理由や、無理なく始められる学習のコツ、時間の使い方、そして現場のリアルな声まで、実体験をもとにわかりやすくお伝えします。
「家庭も大切にしたい。でも、自分のキャリアも諦めたくない」
そんなあなたに、カナダでの介護士という選択肢を知ってもらいたいのです。最後まで読めば、きっと「私にもできるかも」と思えるはずです!


子育てしながらの学生生活、本当に大変でした。でも、あの時の頑張りが、今の私をしっかり支えてくれているのを日々感じています。振り返ると、どんなに慌ただしくても、子どもの笑顔と「未来の自分」の姿を思い描きながら、一歩ずつ進んできて本当によかったなって思えます。
カナダで介護士として働くための基本情報
カナダで介護士として働くための基本情報について説明します。

カナダで介護士の仕事とは
カナダにおける介護士(Health Care Assistant / Care Aide)の役割は、高齢者や障がいをもつ方が、できる限り自立した生活を続けられるよう、日常生活をサポートすることです。食事や入浴、トイレの介助、ベッドから車椅子への移動など、身体的なケアはもちろん、生活の中での小さな不便や不安に寄り添いながら、安心して過ごしてもらえるようにお手伝いをします。
そしてもうひとつ大切なのが、心のサポート。介護士は、毎日関わる存在だからこそ、笑顔でのあいさつや、ちょっとした会話を通して、孤独感や不安をやわらげることができます。「あなたが来てくれてうれしい」と言っていただけるその瞬間が、私たちにとってもかけがえのない喜びです。
さらに、介護士は被介護者の体調の変化にも敏感である必要があります。食欲の変化や元気がない様子、皮膚の異常など、ほんの些細なサインを見逃さず、必要に応じてナースや医療チームと連携して対応することも、大切な役割のひとつです。
カナダでは、介護士は専門的な知識と技術を持つ大切な職業として認識されています。身体的なケアと心のケア、その両方を大切にしながら、医療や福祉の現場で欠かせない存在として、多くの人の暮らしを支えています。
カナダで介護士として必要な資格
カナダで介護士として働くには、あらかじめ決まった資格や教育を受ける必要があります。私も最初はまったくの未経験でしたが、子育てをしながら勉強を始めました。迷いもありましたが、「自分にもできることを増やしたい」という気持ちが、少しずつ前へ進む力になりました。
多くの人が最初に目指すのが、BC州ではヘルスケアアシスタント(HCA)プログラムの修了です。州によって、コースと介護士の名称は異なります。このプログラムは、カナダの多くのカレッジや専門学校で受講でき、フルタイムであれば8〜9か月ほどで終えることができます。プログラムの中では、介護の基本的な知識や技術、感染予防、緊急時の対応、栄養や薬の扱い方、そして現場でとても大切なコミュニケーションについても学びます。
教室での学びに加えて、実際の高齢者施設や病院などでの実習も含まれています。この実習では、入居者との関わり方や、日々の業務の流れを体験することで、実際に働くときのイメージがぐっと広がります。
プログラムを終えると、次はBC Care Aide & Community Health Worker Registryに登録します。これはブリティッシュ・コロンビア州で介護士として働くために必要な手続きで、ここに登録することで、正式に介護士として認められ、医療や介護の現場で働けるようになります。
資格を取って終わりではなく、働き始めてからも、必要に応じて研修や勉強を重ねていくことが大切です。介護の世界は日々進化しており、新しい知識や考え方を学ぶことで、自分のケアも少しずつ磨かれていきます。
このように、カナダで介護士になるためには準備が必要ですが、一歩ずつ進めば、子育て中でも未経験でも、道は開けていきます。私自身、その道を歩いてきたからこそ、心からそう思います。
カナダで介護士の給与と労働条件
カナダで介護士として働く場合の給与は、地域や施設の種類、経験年数によって幅があります。2025年現在、ブリティッシュ・コロンビア州を含む多くの地域で、平均的な時給はおよそ25ドル前後とされています。都市部や医療ニーズの高い地域では、それより高い時給が設定されていることもあり、28ドルから30ドル以上になるケースもあります。一方、地方ではもう少し低い水準になることもありますが、介護士の仕事は需要が高く、経験を重ねることで少しずつ昇給が見込める職業です。
私自身も、未経験から介護の世界に飛び込んで10年以上が経ちますが、続けていく中で収入面や勤務条件が少しずつ安定していったと感じています。何より、現場での経験が信頼につながり、より働きやすい環境を築くことができるようになりました。
フルタイムで勤務する場合、多くの雇用先では医療保険、歯科保険、視力補助などの福利厚生が提供されます。これに加えて、カナダ年金制度や、雇用主によっては独自の退職金制度が整っているところもあります。心身ともに健康で働き続けるために、こうした制度が備わっていることは大きな安心材料になります。
勤務形態は主にシフト制で、日勤、夕勤、夜勤など、24時間体制でケアを提供する現場ではさまざまな時間帯の勤務が求められます。施設や在宅ケアの現場によっては、週末や祝日勤務が必要なこともあります。そのため、家庭とのバランスをとるにはスケジュールの調整が大切になりますが、反面、パートタイムやカジュアル勤務など、生活スタイルに合わせた働き方が選べるという利点もあります。
夜勤や週末勤務に関しては、体力的に大変な面もありますが、その分、手当がつく職場も多く、収入面でのメリットも感じられます。とくに子育て中や家庭の事情がある場合には、無理のないシフトを相談しながら働ける環境を選ぶことが大切です。
介護士の仕事は、決して楽な仕事ではありません。身体的にも精神的にも負担がかかることはありますが、それ以上に、入居者やそのご家族からの「ありがとう」や笑顔に救われる瞬間がたくさんあります。日々の小さな積み重ねが、やりがいと自信につながっていくのを感じられる職業です。
今後も高齢化の進行に伴って、介護士のニーズはさらに高まっていくと考えられています。資格を取得して経験を積んでいけば、認知症ケアや緩和ケアなどの専門分野に進む道も開けており、将来的なキャリアアップも目指せます。
カナダで介護士として働くことは、安定した収入とともに、人とのつながりや達成感を得られる働き方でもあります。自分に合った職場や勤務形態を見つけることで、長く安心して続けられる仕事になると思います。

子育て中のママがカナダで介護士として働けるヒント
子育て中のママがカナダで介護士になる方法について説明します。
子育て中でもできる介護士の仕事選び
子育てと仕事の両立は、どの職業でも簡単なことではありません。特にカナダで介護士として働こうと考えている子育て中の方にとっては、「時間のやりくりができるか」「家庭とのバランスは取れるのか」と、不安に感じることも多いと思います。
私自身も、カナダで子育てをしながら介護士として働いてきました。家族のサポートが近くにいない中での毎日は決して楽ではありませんでしたが、柔軟な働き方を選ぶことで、少しずつ自分らしいペースをつかめるようになりました。
介護士の仕事には、フルタイムだけでなく、パートタイムやカジュアル勤務、夜勤中心など、いろいろな働き方があります。たとえば私の場合は、夫が子どもを見てくれる夜の時間を活用して夜勤を担当することで、昼間は子どもと過ごす時間を確保できました。夜勤は体力的に大変な面もありますが、昼間の自由な時間ができることで、子どもの送り迎えや通院、学校行事にも対応しやすくなります。
また、在宅ケア(ホームサポート)の仕事は、比較的柔軟なスケジュールで働けるため、家庭との両立を考えている方にとって選びやすい選択肢です。実際、短時間の訪問ケアを組み合わせて働いているママたちも多く、自分の生活リズムに合った仕事を見つけやすいと感じます。
学校のアフターケアやデイケア、信頼できるシッターサービスの活用も、働く親にとって大切な支えになります。確かに、カナダの保育サービスは安くはありませんが、仕事に集中できる環境を整えることで、長い目で見れば精神的にも経済的にもプラスになると私は感じています。子どもが少し成長し、留守番ができるようになれば、その負担も徐々に軽くなっていきます。
介護の現場では、私と同じように子育てをしながら働いている仲間もたくさんいます。シングルマザーや移民として家族の支援が得られない中でがんばっている方も少なくありません。そんな仲間たちと励まし合いながら働けるのも、介護という仕事の温かい一面です。

子育て中でも、自分に合った働き方を見つけ、周囲の協力や外部サポートを活用すれば、介護士としてのキャリアを無理なく続けていくことができます。迷っている方にも、「私にもできるかもしれない」と思ってもらえたら嬉しいです。日々の生活の中で、大切な誰かを支えるこの仕事は、きっと自分自身の人生にも大きな力を与えてくれるはずです。
子育てと介護士の仕事を両立するための時間管理術
子育てをしながら介護士として働く毎日は、予想以上にあわただしく、時間との戦いになることもあります。でも、ちょっとした工夫や家族の協力で、無理なく両立することは十分に可能です。
私が大切にしてきたのは、「完璧を目指さず、できることから少しずつ整えていくこと」。まずは、1日の流れを可視化することから始めました。スマートフォンのスケジュールアプリやリマインダー機能はとても便利で、仕事のシフトや子どもの行事、提出物などを忘れずに管理できます。忙しいと頭の中がいっぱいになりがちですが、アプリに頼ることで気持ちにも少し余裕ができました。
また、子どもが小さい頃は、リビングにホワイトボードを置いて、家族みんなの予定を共有していました。「今日の予定」や「持っていくものリスト」を見えるところに書いておくだけで、子どもも自分の準備ができるようになりますし、家族全員が協力しやすくなります。
「ママが全部やる」のではなく、自然と家族が役割を分担できるようにするのがコツです。私も、夫と「今週はどちらがどの時間帯に余裕があるか」を話し合いながら、夜勤や子どもの送り迎え、習いごとの予定を調整してきました。
こうして日々の予定を視覚的に管理し、家族と情報を共有することで、「今やること」に集中できるようになります。すると、慌てずに仕事にも子育てにも向き合えるようになり、不思議と気持ちにゆとりも生まれました。

時間に追われるのではなく、自分のペースを整えていく。そうやって、少しずつ自分らしい両立の形を見つけていけたらいいなと思います。頑張り過ぎなくても大丈夫!大切なのは、「続けていける工夫」と「自分をいたわる余白」を持つことだと、私は感じています。

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子育て中は周囲と互いに助け合う
子育てをしながら介護士として働いていると、どうしても時間のやりくりに悩むことがあります。そんなとき、私にとって大きな支えになったのが、ママ友やご近所さんとの助け合いでした。
例えば、夜勤がある日は、信頼できるママ友が子どもを預かってくれたこともありました。その代わりに、彼女が用事で手が離せないときは、私が彼女のお子さんを預かるという形で、自然とお互いをサポートし合える関係ができていました。こうした相互サポートの仕組みがあると、子育てや仕事に対する不安がぐっと減り、心にも余裕が生まれます。
大切なのは、一方的にお願いするのではなく、困ったときはお互いさま、という気持ちを持つことです。小さなやりとりの中から、自然と信頼関係が育まれていきました。助け合う中で生まれる絆は、子ども同士の成長にも良い影響を与えてくれると感じています。
地域の中で、同じように頑張るママやパパとつながっておくことは、思っている以上に心強いものです。急なシフト変更や体調不良、学校の呼び出しなど、子育て中には予期せぬ出来事がつきもの。そんなときに「声をかけられる人がいる」というだけで、安心感はまったく違います。
私もカナダで子育てをしていて、身近に家族がいない状況でしたが、周囲の人たちとのつながりがあったからこそ、働き続けることができたと実感しています。子育てと仕事を両立させるには、自分ひとりの頑張りだけではなく、周りと支え合う仕組みを日常に取り入れることがとても大切です。
身近な人と「できるときに、できることを」助け合う。その積み重ねが、子どもにも親にもやさしい毎日をつくってくれると信じています。

主婦向けキャリアアップのための具体的なアドバイス
カナダで主婦が介護士として働くメリットとデメリット
カナダで主婦が介護士として働くことには、たくさんのメリットがあります。私もこの仕事を始めて10年以上が経ちますが、「やっていてよかった」と思える瞬間が本当にたくさんあります。
まず一番のメリットは、収入の安定です。フルタイムで働けば、年間で約4万カナダドル以上の収入を得ることができ、家計の大きな支えになります。子どもの教育費や家族旅行の費用をまかなえたり、自分の将来のための貯蓄も少しずつできるようになります。
また、介護士の仕事には大きなやりがいがあります。誰かの暮らしに寄り添い、直接「ありがとう」と言ってもらえる仕事は、そう多くありません。入居者の笑顔や小さな変化に気づけたとき、そしてそれを支えられたと感じたとき、自分の存在が誰かの役に立っていると実感できます。日々忙しい中でも、そうした気持ちが仕事を続ける原動力になります。
とはいえ、もちろんデメリットもあります。最も大きいのは、家庭との両立が簡単ではないことです。介護士の仕事はシフト制で、日勤・夕勤・夜勤など、勤務時間が不規則になることもあります。子どもの学校行事や家族との食事時間と重なることも多く、家族との時間をどう確保するか、いつも悩ましいところです。私も夜勤のときは夫と役割を分担して、子どもの送り迎えや食事の準備をしてもらうなど、家庭内での協力が欠かせませんでした。
また、体力的な負担も避けられません。移乗介助や長時間の立ち仕事で、体に疲れがたまる日もありますし、精神的な面でも、入居者の体調悪化やご家族とのやり取りなど、気を張る場面が少なくありません。特にコロナ禍では、毎日PPEを着用して感染対策を徹底しながら働く中で、家族にウイルスを持ち込まないかという不安と隣り合わせでした。
それでも、この仕事を通して得られた経験や成長は、私の人生にとって大きな財産になっています。忙しい毎日の中でも、自分らしく働き、誰かの支えになれるというのは、本当にかけがえのないことだと思います。
カナダで介護士として働きたいと考えている主婦の方へ。無理をしない範囲で、自分に合った働き方を見つけることが大切です。パート勤務や夜勤専従、在宅ケアなど、柔軟な選択肢もたくさんあります。家庭とのバランスを取りながら、少しずつでも経験を積んでいけば、きっとあなたらしい働き方が見つかるはずです。

不安や迷いがあるのは当たり前。でも、ひとりで抱え込まず、周りと支え合いながら進んでいけば、きっと道はひらけます。介護士として働くことで、家族にも、自分にも、きっと良い変化が訪れると私は信じています。
家族の理解と協力を得るためのコミュニケーション方法
介護士として働きながら家庭を支える日々は、決して簡単なことではありません。だからこそ、家族の理解と協力があると、心の余裕も生まれ、仕事も家庭も前向きに続けていくことができます。
まず大切なのは、自分の仕事のことを家族にしっかり伝えることです。介護士の仕事は、毎日の小さなサポートが誰かの生活を支え、社会に貢献する尊い役割です。でも、そのことは意外と家族に伝わっていないこともあります。私はよく、仕事中に入居者から「ありがとう」と言われたエピソードや、嬉しかった出来事を、夕飯の時間やリビングでくつろいでいる時間に家族に話すようにしてきました。具体的な出来事を共有することで、家族にも仕事の意義が少しずつ伝わっていくのを感じました。
そしてもうひとつ大切にしているのが、日々の感謝を言葉にすることです。「今日もご飯ありがとう」「夜勤の間、子ども見てくれて助かったよ」――そんな何気ないひと言でも、家族は「自分もこの家族のために役立っている」と実感してくれるようです。感謝は、協力をお願いする前提になる、大切なコミュニケーションだと思います。
子育て中のママが知っておくと安心な介護士の勤務体制
カナダで介護士として働きたいと考えている主婦の方にとって、「子育てとどう両立できるか」は大きな不安のひとつだと思います。私自身も、子どもがまだ小さい頃に介護の仕事を始めましたが、働き方を工夫すれば、家庭と仕事のバランスは十分に取れると実感しています。
カナダの介護職には、子育て中のママにもやさしい、柔軟な勤務体制があります。そのひとつが、カジュアルスタッフ制度です。これは、決まったシフトではなく、空きのある時間帯や必要に応じて働くスタイルで、予定が読みにくい子育て世代にとってとてもありがたい制度です。
たとえば、子どもが急に発熱してしまったときも、施設には他のスタッフがカバーに入ってくれる体制があるので、無理をせず看病に専念できます。私も実際、子どもが体調を崩した日に、職場に連絡をすると「大丈夫だよ、こっちは任せて」と言ってもらえたことが何度もあり、本当に助けられました。
また、学校の行事や家族の予定があるときは、前もって休みをリクエストすることで、ほとんどの場合スムーズに調整してもらえます。子どもの発表会や遠足の付き添いなど、「ここはどうしても一緒にいたい」という大切な時間を優先できるのは、家族思いの働き方が認められているカナダならではの環境かもしれません。
フルタイム、パートタイム、カジュアル勤務など、ライフスタイルに合わせた働き方を選べるのも、カナダの介護職の大きな魅力です。ほとんどの人がカジュアルからのスタートになりますが、私も子どもの成長に合わせて少しずつ働く時間を増やしていきました。こうした柔軟さがあるからこそ、無理せず、でも着実にキャリアを積んでいけると感じています。

介護の仕事は、決して軽い仕事ではありません。でも、理解のある職場や支え合える仲間がいれば、子育て中でも安心して続けていけます。自分のリズムを大切にしながら、誰かの人生を支えるという喜びを感じられる。そんな働き方が、きっとあなたにも見つかるはずです。

カナダで介護士として働くための実践的なアドバイス
求人情報の探し方と見つけ方
カナダで介護士として働きたいと思ったとき、まず「どうやって仕事を探せばいいのか分からない」と感じる方も多いかもしれません。私自身も、最初は何から始めればいいのか分からず、不安な気持ちで求人サイトを見つめていたのをよく覚えています。いくつかのポイントを押さえておけば、自分に合った職場を無理なく探していくことができます。
まずは、信頼できる求人サイトや政府の公式サイトを活用することです。カナダ政府が運営している「Job Bank(ジョブバンク)」は情報の信頼性が高く、地域や職種、勤務形態などを絞って検索できるので、初めての方にも使いやすいサイトです。その他にも、お馴染みの Indeed や WorkBC などの求人サイトも多くの方に利用されています。
私も、これらのサイトに履歴書(レジュメ)を登録し、定期的にスカウトメールを受け取るようにしています。自分では気づかなかった求人に出会えることもあり、とても助かっています。英語にまだ自信がなかった頃でも、プロフィールを丁寧に整えておくことで、声をかけてもらえたこともありました。
もうひとつ大切なのが、気になる介護施設や病院、福祉団体の公式ウェブサイトを直接チェックすることです。一般の求人サイトには載っていない、公式サイト限定の募集が掲載されていることも多くあります。職場の雰囲気や、どんな人たちが働いているかが紹介されていることもあり、応募前の参考にもなります。
検索の際には、「HCA」「Care Aide」「Health Care Assistant」などのキーワードに加えて、「地域名(たとえば Vancouver)」「Part-time」「Casual」「No experience」など、自分の希望に近い条件を組み合わせて入力すると、ぐっと探しやすくなります。

就職活動は、一度に完璧を目指す必要はありません。まずはレジュメを準備して、求人サイトに登録してみることから始めてみませんか。小さな一歩でも、行動を重ねることで、きっと自分に合った道が見えてきます。私自身もそうやって、少しずつ今の場所にたどり着くことができました。
面接対策と成功のためのポイント
カナダの介護施設で働くための面接に備えるには、一般的な質問への回答を練習し、自己PRを明確にすることが重要です。面接では、あなたの熱意やコミュニケーション能力が求められるため、事前にしっかりと準備をしておくことが成功のカギとなります。
例えば、「なぜ介護士になりたいのか」という質問には、自分の体験や価値観を交えて、具体的に答えることが大切です。介護に対する自分の思いや、これまでの経験がどのように介護の仕事に活かせるかを説明できると良いでしょう。また、自己PRでは、あなたの強みやスキル、これまでの経験を明確に伝え、相手に「この人なら信頼できる」と思ってもらえるよう意識しましょう。
私の経験では、学校で面接の練習を行ってくれたり、事前に友人と模擬面接をしてフィードバックをもらうことで、自信を持って本番に臨むことができました。練習を繰り返すことで、言いたいことをしっかり伝えられるようになり、不安が和らぎました。
さらに、面接を受ける施設の特徴や理念を事前に調査することも非常に重要です。その施設が大切にしている価値観や方針に合わせた質問をすることで、あなたの興味と熱意を相手に伝えることができます。たとえば、施設のケア方針に共感した理由や、どのように貢献できるかを具体的に話すことで、相手に好印象を与えることができます。
このように、事前の準備をしっかりと行い、自分の思いやスキルを自信を持って伝えることが、面接成功のためのポイントです。
続けやすい介護施設を見極める!
カナダで介護士(HCA)として働くことを目指している方にとって、面接はとても大切なステップです。特に、初めての就職や転職活動では、「どんな質問をされるんだろう」「うまく答えられるかな」と不安になることもあると思います。私も最初はとても緊張しましたが、しっかり準備することで落ち着いて面接にのぞむことができました。
大切なのは、「なぜ介護士になりたいのか」という質問に、自分の言葉でしっかり答えられるようにしておくことです。たとえば、家族の介護をした経験や、高齢者との関わりを通して感じた気持ちなど、あなたがこの仕事を選んだ背景を具体的に話すと、相手にも想いが伝わりやすくなります。
自己PRでは、自分の強みや大切にしていることをシンプルに伝えることがポイントです。たとえば、「人の話を丁寧に聞くのが得意です」や「忙しい中でも冷静に対応できます」といった日常的な強みでも、介護の現場では大きな力になります。無理に特別な言葉を使おうとせず、自分らしい言葉で伝えることが大切です。
私の経験では、学校のサポートで模擬面接をしてもらったり、友人に面接官役をお願いして練習することで、落ち着いて話せるようになりました。実際に声に出して練習することで、自分がどんなふうに話しているかを客観的に確認でき、不安も少しずつやわらいでいきました。
さらに、面接を受ける施設について事前に調べておくことも、とても大事なポイントです。その施設がどんなケアを大切にしているのか、どんな雰囲気なのかを知っておくことで、「なぜこの施設で働きたいのか」を自分の言葉で伝えることができます。たとえば、「地域とのつながりを大切にしている姿勢に共感しました」や「認知症ケアに力を入れていることに興味を持ちました」と伝えると、面接官にも誠意が伝わります。
このように、面接では、事前の準備と練習、自分の気持ちをしっかり伝えることが何より大切です。緊張しても大丈夫。自分の言葉で、自分の想いを伝えられれば、それだけで立派な一歩になります。焦らず、少しずつ準備を進めていきましょう!

筆者はカレッジに通いながら、高齢者施設でボランティア活動も行っていました。この経験を通して、施設の雰囲気や日々の業務内容を実際に知ることができたことに加え、スタッフや入居者との信頼関係を少しずつ築いていくことができました。
そのお陰で、卒業後に就職した際も、業務にスムーズに入ることができ、職場の環境に自然と馴染むことができました。ボランティアでの経験は、学校で学んだ知識を実際の現場で活かす貴重な機会となり、介護士としての第一歩を安心して踏み出すための大きな支えになったと感じています。

まとめ|カナダで子育て中のママでも介護士に転職!
カナダで子育てをしながら介護士に転職することは、大きな挑戦であると同時に、自分らしい働き方を見つけられるチャンスでもあります。実際、カナダには柔軟な勤務体系や育児を支える制度が整っており、子育てと仕事の両立がしやすい環境が広がっています。
介護士として働くことで、安定した収入を得られるだけでなく、人の役に立っているという実感や、自分の成長を日々感じることができます。私も最初は英語や働くことへの不安がありましたが、日々の経験や職場でのやりとりを通じて、少しずつ自信がついていきました。
介護の現場では、コミュニケーション力や観察力、柔軟な対応力などが求められますが、それらは仕事をしながら自然と身についていくものです。研修やセミナーも多く用意されており、学びながらスキルを深めていける環境があるのも、カナダの介護職の魅力です。
子育てと仕事の両立に不安を感じることもあるかもしれません。でも、自分のペースで、できることから少しずつ始めていけば大丈夫です。カナダでは、働くママたちを支える仕組みや理解ある職場も多く、安心してキャリアを築いていくことができます。
もしあなたが、「介護の仕事をしてみたい」「家族を大切にしながら働きたい」と感じているのなら、その気持ちを大切にして、ぜひ一歩を踏み出してみてください。子育て中でも、介護士として誰かの暮らしを支え、自分自身も輝ける未来がきっと待っています。

たとえそのまま仕事に直結しなかったとしても、親の介護や身近な人のサポートなど、人生のさまざまな場面で、介護学校で学んだ知識や経験はきっと役に立ちます。決して無駄になることはありません。
最初から「自分にできるかな」と心配しすぎずに、まずは一歩踏み出してみてください。その一歩が、あなた自身の自信につながり、まわりの人たちの暮らしにも、やさしく前向きな変化をもたらしてくれるはずです!
