はじめまして、カナダの高齢者ケアホームで介護士(Resident Assistant)として働いているTofu【@eigodekaigo】です。X(旧Twitter)とInstagram、noteでは、日々の気づきやカナダの暮らしとヘルスケアに役立つ情報を発信しています。もしよろしければ、ぜひフォローして、保存していただけると嬉しいです!(プロフィールリンク参照)
カナダで暮らしながら介護士をしていると、家族や高齢者の医療受診に付き添う場面があります。その中でも検眼医(Optometrist)や眼科は紹介制で、予約や診察に時間がかかり、さらに英語でのやりとりが不安の種になりがちです。
この記事では、カナダで介護士として10年以上働いてきた筆者が体験した「検眼医受診の流れと注意点」を、実体験をまじえて紹介します。最後には簡単な英語フレーズも添えていますので、家族介護やご自身の受診に役立てていただければ嬉しいです。

私はファミリードクターに紹介をお願いしましたが、実際に予約が取れるまでに9カ月もかかりました。日本のスピード感に慣れていると、この待ち時間には正直驚きと戸惑いを覚えますよね!

来院時に必要な持ち物
当日持参するもの
- ケアカード(BCサービスカード)
- 薬リスト(点眼薬も含む)
- 眼鏡
- 記入済みの問診票(あれば)
- サングラス(瞳孔を広げる検査後に必須)
※通訳(英語に不安がある方は安心)
診察当日の流れ
診察はだいたい1時間半から2時間くらい。最初に技師さんが来て、健康のことを聞かれながら、いろいろな検査を進めていきます。
視力検査(Visual Acuity Test):
大きな文字は見えたけれど、小さな文字は読めずドキッとしました。
眼圧測定(Tonometry):
プシュッと風が当たり、びっくりして思わず目をつぶりそうになりました。
眼底検査(Fundus Examination):
瞳孔を広げる目薬をさして、強い光を当てられました。とてもまぶしくて大変。帰ってからもしばらく目がチカチカし、普段よりぐったり疲れました。
視野検査(Visual Field Test):
光が点滅し、ずっとXの文字を集中し凝視していなければならず、なかなか大変でした。
こうした検査が終わって、ようやくドクターの診察へ。技師さんがまとめた結果をもとに、治療の方針や生活で気をつけることを、先生がわかりやすく説明してくれました。
待ち時間と心構え
専門医なので、急患が入れば予約時間通りに呼ばれることは少ないです。実際私も、チェックインしてからアポイント時間を30分以上過ぎて、ようやく名前を呼ばれました。
予約の時間が過ぎても気長に待つことが、カナダでは割と普通。焦らずに本を持って行ったり、軽食を用意しておくと安心です。

私は水のボトルとのど飴を持参していたので、気がまぎれて助かりました!
受診時の心得
瞳孔を広げる検査後に、強い疲労感を訴えることがよくあります。検査の影響で3〜5時間ほど視界がぼやけ、まぶしく感じやすくなるため運転はできません。受診後は予定を詰め込まず、ゆっくり休める環境を整えることが大切です。
また、検査中の説明は英語が中心。不安が強い場合は、事前に通訳をお願いしたり、必要なフレーズを紙にメモして持参すると安心感が増します。
家族介護者(付き添い)の心得3つ
- 受診後は休養を優先する
- 通訳やメモで英語の不安を減らす
- 無理に完璧を目指さず、できる範囲でサポートする
検眼医で役立つ簡単英語フレーズ
- 視界がぼやけます → I have blurred vision.
- 夕方になると見えにくくなります → My vision gets worse in the evening.
- 老眼鏡を最近作りました → I recently got reading glasses.
- 右目は近視で左目は遠視です → My right eye is nearsighted, and my left eye is farsighted.
- 針で刺すような痛みがあります → I feel pain like a needle in my eye.
- 目が乾いてヒリヒリします → My eyes feel dry and irritated.
- 母の通訳で来ました → I’m here to help translate for my mother.

ほんの数フレーズを覚えておくだけでも、診察での安心感が変わりますよ!
まとめ|カナダで検眼医を受診する
カナダの検眼医は紹介制で、予約までに時間がかかったり、当日は待ち時間や検査が多かったりと、最初は戸惑うことが多いものです。けれど流れを知っていれば、不安はぐっと減っていきます。
検査のあとに目がチカチカしたり、普段より疲れたりするのも自然なこと。大切なのは、予定を詰め込みすぎず、ゆっくり休めるようにしておくことです。
