【資格】英語力の腕だめし！カナダでも受験できる "TOEIC " 体験レポ

こんにちは、カナダの高齢者ケアホームで介護士(Resident Assistant)として働いているTofu【@eigodekaigo】です。

カナダで介護士として働きたい人の英語力について以前記事にしましたが、お陰様で多くの皆さんに読んでいただいているようで、とても光栄です（ " カナダで介護士になる英語のレベル " 記事はこちら）

カナダに滞在しながら自分の英語力を総合的にアセスメントする機会は、ESLなどの語学学校に通わない限り、なかなか日常生活ではないものです。筆者のように結婚・子育てでブランクがあった人が社会復帰を目指し就職活動や学校に戻ることを考えた時に、先ずよぎる１つの懸念は自分の英語力ではないでしょうか？

この記事は、カナダでも手軽に自分の英語力を試せる、日本でもお馴染みの"TOEIC (Test of English for International Communication) " のカナダ受験についてまとめてみました。介護士を目指すために英語力が必要な人のみに限らず、筆者の体験レポがお役に立てればと思います。

カナダに来たばかりの留学生やワーホリの人も、この機会にカナダのTOEICを受験してみて、何か月か後にどのくらい英語力が伸びたかの指標にしてみてはいかがでしょうか？　また日本帰国後に就職や転職を控えている人も、海外滞在経験やビジネス英語の能力の証明として履歴書にも書けるので、帰国前の英語に耳が慣れているうちにTOEICを受験して日本に帰国するのをおすすめします。

日本での詳しいTOEICサイトはこちらから

TOEIC とは？

TOEIC とは、Test Of English for International Communication の略称です。知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。テスト結果は合格・不合格ではなくスコアで表示され、満点は９９０点です。

テストプログラムには２つあり、それぞれ4技能のスキルを測定できます。聞く・読む力を測る TOEIC^® Listening & Reading Test と、話す・書く力を測る TOEIC^® Speaking & Writing Tests により、4技能（聞く・読む・話す・書く）全ての英語コミュニケーション能力がわかります。カナダで受験可能なのは、前者のTOEIC^® Listening & Reading Test です。

※TOEICの詳細と新しい情報は、運営するIIBC 一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会 のこちらのサイトへ！

日本と比べ、カナダで TOEIC を受験する際の３つの主な違い

先ずカナダでTOEICを受験する際に、日本受験と比べての３つの主な違いを述べておきましょう。

受験料が高い

日本に比べて受験料が高いです。筆者が受けた時は、USドルで95ドル（カナダドルで125.82ドル）もしました。しっかり勉強してから臨まないと、費用がもったいないですね。逆に言えばその分、受験勉強の気合も入るかもしれません。

受験は、午前の部しかない

日本受験は午前と午後の部があるようですが、カナダは午前中のみです。筆者は朝が弱いので、これは辛かったです。

TOEIC の教材が豊富でない

TOEIC の試験対策用の教材が少ないのと高いことです。図書館にもありますが、古いものが多かったです。Amazon Japanとかでも購入は可能ですが、関税と国際郵送代で安くはありませんので注意が必要です。KAPLAN出版のテキストは、カナダのローカルブックストアでカナダドル47.24(税込)もしました。

カナダでTOEICの受験申し込み

カナダでTOEICの一般受験申し込みは、ETS ( Educational Testing Service ) が主に担っています。早速、オンラインで申し込んでみましょう！

TOEICカナダ　オンライン申込

オンラインTOEIC受験申込み

" Begin Registration " をクリック

国とテストタイプを選ぶ

• Select a Country → Canada
• Select a Test Type → TOEIC L&R Public

希望の会場と残席のある受験日を選ぶ

• Find an Available Seat → Search by Test Center
• Locations → Test Center(s)
• Seat Availability が表示されたら、残席のある受験日を選択して、Reserve a Seat をクリック

個人情報入力と顔写真をアップロードする

• Personal Information 入力
• Contact Information 入力
• 顔写真のアップロード
• Additional Information があれば入力 → Continue

【備考】

• Contact Information に入力した住所に証明書が郵送されてきます。帰国間際で受験の際は、カナダの滞在先ではなく、日本の住所を入力しましょう。その場合は、Additional Information にカナダ国外の郵送希望を入力します。別途郵送料金がかかります。
• 顔写真はカラー、JPEG形式、1MB以下などの規定がありますので、最新の情報を必ずETS ( Educational Testing Service ) サイトから確認してください。

ページ申し込み内容を再確認し、支払い

• Online Payment からETS Checkout のページで支払方法を選択し、情報を入力したら申し込み完了です。

登録したメールアドレスに予約確認書が届く

• 登録したメールアドレスに届くAdmission Ticket に登録内容の誤りがないか確認し、申込み完了。

カナダのTOEIC の受験当日に持っていくもの

カナダのTOEIC 受験会場 (バンクーバー会場)

筆者が２０２２年に受験した会場は、バンクーバーにあるカレッジ、Sprott Shaw College( SSL ) でした。受験当日は週末になるので、公共機関のバスなどの本数も少ないこともあります。時間に余裕を持って出かけるようにしましょう！

カナダのTOEIC 受験当日の主な流れ

受付け

試験開始は１０時からですが、９時から開場されます。１０時以降の入場は原則認められていないので、遅刻せずに行ってください。

Admission Ticket と身分証明書を提示すると、係員から教室の場所が案内されたチケットが配られます。

荷物を置く部屋に移動

受付を済ませたら、荷物を置く場所に移動します。受験会場にはバッグや飲み物の持ち込みが禁止されていて、ここで受験が終わるまで保管しておいてもらうことになります。

受験会場の部屋に移動

荷物を置いたら、受験会場の部屋に移動です。筆者の受験した部屋はさほど大きくなく、６名くらいの受験者でした。

Admission Ticket と身分証明書、受付の際に配られた案内チケット、鉛筆と消しゴムを机の上に置いて待機です。机は、好きなところに座れました。

着席後は、解答用紙の記入です。名前、受験番号、性別、国番号、言語番号、同意書など・・・・係員が予め記入すべき内容はホワイトボードに書いておいてくれました。

記入が終わったら、受験時間までトイレに行ったりして、ひたすら待ちます。テキストとかを持ち込めないので、余り早く入室してもやることがないので、時間調整は気をつけてください。

TOEIC 受験

受験開始時間になると、一斉に問題冊子が配られます。問題冊子には、文字を書き込むのは禁止されていますので、くれぐれも気をつけてください。

日本と同様、合計１２０分のテストは前半がリスニング４５分、休憩なしで後半がリーディング７５分通しで受験になります。早めに終わっても退室はできないので、解答の見直し時間に当てましょう！

受験開始時間によって多少時間の差はありますが、１２時３０分前には終了で部屋を退室できるはずです。忘れ物のないように、荷物を受け取って全て終了です。お疲れさまでした！

カナダでのTOEICの受験結果

TOEICの受験結果は、約１か月で届きます。Official Score ReportとCertificateが同封されています。祝日などが入ると、多少郵送は遅れます。筆者の場合は、３週間くらいで届きました。

まとめ

日本でお馴染みのTOEIC、現在の自分の英語力 を知ることは、今後の就職活動などの目標（ゴール）設定の目安になると思いますので、是非この機会にカナダでも受験してみてはいかがでしょうか！